ストラッシュのSHR脱毛って何が凄いの?

バイマッハ(BYMACH)脱毛器

ストラッシュでは「バイマッハ(BYMACH)」という脱毛機器を使用します。この脱毛機はSHR方式という現在存在している脱毛機としては最も新しい技術を使用することができる脱毛機です。従来のサロン脱毛で使用するIPL方式の脱毛機とは脱毛の原理も特性も全く異なりますので特徴など説明いたします。

SHR方式脱毛の特徴

脱毛時の痛みがほとんど無い

従来のIPL脱毛方式ではメラニン色素に反応する光を照射して脱毛していました。

毛のメラニン色素に光エネルギーが一点に集中させ、瞬間的に250℃ほどの熱を生み出し毛乳頭を熱変性することで脱毛する方式だったので、どうしても強い出力での照射が必要になり、熱さや痛みが伴うものでした。

ストラッシュで使われているSHR方式脱毛は、メラニンに反応する光ではなく毛乳頭よりも浅いところにある「バルジ領域」にある発毛の指令塔の役目を担う毛包幹細胞に弱い光を複数回当てて約45~55℃程度に熱を蓄熱させることで、バルジ領域や表皮幹細胞、毛包幹細胞などを熱変性して毛が細くなって抜けていくという脱毛方式です。

エステの脱毛は毛乳頭を破壊することはできませんが、毛乳頭が生きていても、毛乳頭に発毛の指令を出す毛包幹細胞が活動停止すると発毛の指令がされなくなるため毛が生えなくなるという原理です。

IPL脱毛と違って毛乳頭や毛母細胞を250℃といった高熱にして熱変性させる必要はなく、毛包を50℃程度に蓄熱できれば脱毛可能なので弱い光で脱毛できるため、痛みもお肌へのダメージも少ないのです。

産毛を脱毛するには40ジュール以上の熱エネルギーが必要になると言われていますが、SHR方式であれば10ジュール程度の低出力の照射レベルで脱毛できます。よって、従来痛みを感じやすかったVIOなどの部位でも痛みをほぼ感じずに脱毛できるというのが大きなメリットとしてあります。

毛色が薄い産毛や、金髪でも脱毛可能

従来のIPL脱毛方式ではメラニン色素に反応する光を照射させて毛乳頭をメインターゲットとして熱変性させて脱毛するというアプローチだったので、メラニン色素が薄い茶色い毛や金髪・赤毛の場合は毛根に十分なダメージを与えられずに殆ど効果が出ませんでした。

また、産毛を脱毛するためには従来の脱毛方式(IPL・レーザー)ではかなりの高出力で照射しないと脱毛できません。 ところがエステサロンの美容ライト脱毛は毛母細胞を破壊しない程度までしか出力を上げることができないので、実質的に産毛を減らすのは難しいのが現実でした。

ストラッシュの脱毛は毛乳頭をターゲットとするIPL脱毛ではなく、毛包に蓄熱するSHR脱毛方式で、この方式は産毛や金髪でも脱毛効果を発揮することができます。

SHR方式であってもメラニン色素に作用するという点は変わりないため、白髪については従来のIPL方式と同様に脱毛できませんが、色素の薄い産毛や、金髪や赤毛についてはIPL方式よりも高い脱毛効果を発揮することができます。

産毛に強いという点は従来の脱毛方式に対して大きな利点となります。

日焼けをしていたり、肌色が黒い方でも脱毛可能

繰り返しになりますが、SHR脱毛は高い熱エネルギーを必要せず脱毛可能な技術です。

従来のIPL方式では黒く日焼けしたお肌に強い光を当てると、火傷のリスクが高く日焼けして真っ黒になった色黒の方は基本的にお手入れを断られるのが普通でした。

SHR脱毛の場合は火傷するほどの高い出力レベルの光を当てる必要がないため、ライフセーバーのように真っ黒に焼けた肌、ほくろから生えてくる毛、VIOなど黒ずみがあるお肌でも安全に脱毛できます。

日焼けについては日焼け直後で炎症を起こしているときは脱毛できませんが、炎症が引いて肌が黒くなった状態であれば脱毛できます。

IPL脱毛やアレキサンドライトレーザー脱毛では日焼けをしているだけで脱毛できなかったので、仕事などで日焼けはさけられないという方の場合はSHR方式の脱毛ができるストラッシュのような脱毛サロンが合っています。

毛周期に合わせて2~3ヶ月おきに通わなくてもよい

従来のIPL脱毛方式では毛根が毛乳頭に触れている状態である「成長期」の毛にしか脱毛できない方式だったため、平均的な毛周期のサイクルである2~3ヶ月に1回ペースで脱毛しないといけませんでした。

毛周期に合わせて12回ほどの脱毛回数は必要になるので、2~3ヶ月に1回ペースで通って約2~3年かけてようやく自己処理が殆どいらないレベルまで脱毛できるという長期戦だったのです。

ストラッシュのSHR脱毛方式はターゲットが毛乳頭ではなく、毛の発毛に関わる2つの幹細胞を持つ毛包を狙い撃つ脱毛方式です。

毛が抜け落ちる直前の退行期~休止期の間でも一定の脱毛効果を発揮することができるため、従来と比べると毛周期の考慮は厳密である必要がなく、早いペースで脱毛することができます。

SHR方式であっても時期をずらして12回くらいは通う必要がありますが、2週間~1ヶ月に1回くらいのペースで脱毛施術することができるので1年~1年半ほどで12~18回を脱毛して完全脱毛することができます。

SHR脱毛のデメリットについて

SHR方式の脱毛は一見それまでのIPL脱毛よりも何もかも良いような印象を受けるかも知れませんが、若干のデメリット・懸念点もあります。

SHR脱毛方式はまだ新しい技術なので効果が実証しきれていない

バルジ領域が発毛に強く関与していることが分かったのは2000年~2001年の頃です。

この方式が生み出されてから期間が十分に経過していないため、脱毛効果や20年後、30年後にどうなるか等まだ分からないことが多いという懸念点があります。

現状存在しているSHR方式の脱毛器が本当にあらゆる部位に対して毛包にダメージを与えられる機械か証明できるのはもう少し先の話なので、人によっては効果があまり感じられない可能性も0ではありません。

また、理論上では毛包幹細胞に熱を蓄熱できれば脱毛できることが分かっていても、毛包幹細胞をターゲットにどのくらいの出力レベルで照射するとしっかりとダメージを与えられて脱毛効果が出るのかというのをコントロールすることは技術的に簡単なことではありません。

もちろん脱毛効果が多くの人に発揮している機械を使っていることは確かなので、殆どの方には効果も問題ないかと思いますが、なにぶん実績が少ないので2023年時点では100%誰にでも十分な効果がある脱毛方式とは言い切れるものではありません。

確実に脱毛したければ、実績十分な従来方式の方が安心できるかもしれません。

脱毛施術後に毛が抜けるまでの期間が長い場合がある

従来の脱毛方式であれば毛根を熱変性させて脱毛するので、脱毛施術した1週間後くらいには効果のある毛は序々にポロポロと抜け落ちます。
なので結婚式や海水浴などのイベントの2週間くらい前の時点で脱毛するというようにタイミングを取りやすかったのです。

ところがSHR脱毛では毛根にダメージは与えずに、発毛因子となる毛包を狙い撃ちます。照射した部分の毛が1週間くらいですぐに全て抜け落ちるということはなく、自然に毛が成長期から退行期に移り変わった後に抜け落ちるという脱毛方式です(一部の毛は照射後すぐに抜けるものもあります)。

よってSHR脱毛の場合、効果を実感するのには1ヶ月以上かかるケースがあるのです。

「脱毛したのに全然抜けない!」

と感じることもありますが、抜けないからといって効果がないというわけではなく、まだ退行期に移行していない毛が抜けないということなのです。

多くの部位は2~3ヶ月の毛周期なので、月1ペースで照射すれば3回目が終わったくらいから多くの毛が退行期に入って抜けてくるはずです。

逆にいえば3回脱毛して全く効果が見られないという場合は、このSHR方式の脱毛が自分に合っていない可能性があります。

その場合は解約して、IPL方式のサロンや、アレキやダイオードレーザーなどを使っている医療脱毛に乗り換えた方がよいかもしれません。

すぐに毛量が減らないと困るという状況であれば、はじめからIPL方式や医療脱毛のアレキサンドライトレーザーなどで脱毛した方がよいです。

1年後に自己処理から解放されることを目的とするならば、 ストラッシュのSHR脱毛方式は最短半年~1年半くらいの短期間で完了できるので向いています。

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