家庭用脱毛器で全身脱毛はどの程度効果あるか

 
家庭用脱毛器
10年くらい前から自宅でもエステのフラッシュ脱毛(光脱毛)ができる家庭用脱毛器がネットで売られています。家庭用の脱毛機器でどの程度脱毛できるのか?実際に6年前から試しているのでレビューします。

「with コロナ」時代

家庭用脱毛器

自宅全身脱毛しよう

毎年初夏~秋頃まで女性を悩ませるのが「ムダ毛の処理」。例年5月~9月くらいまでの間は脱毛サロンが混み合います。 でも今年はみなさんご存じの通り銀座カラーやキレイモをはじめとした脱毛サロン各社はどこも多くの店舗が臨時休業する事態となっており、サロンに通いたくても通えない状況です。

実際、サロンが営業していたとしても3密環境であるサロンやクリニックには通うのをためらわれる方も多いでしょう。

そこで今年注目されているのが自宅で脱毛できる「家庭用脱毛器」です。

「自宅でホントにまともに脱毛なんてできるの?」

私が最初に家庭用脱毛器を使ったのは2014年からなので6年くらいの使用歴がありますが、家庭用脱毛器でできることには限界もありますがサロン脱毛よりも優れている点もあります。

ちゃんと脱毛できる?家庭用脱毛器の効果

家庭用脱毛器を使ったことがない人の一番の疑念点は、

「ほんとに効果あるの?」

ってことでしょう。

サロン脱毛と家庭用脱毛器の効果は大きくは違わない

結論から言えば、ミュゼなどの脱毛サロンで脱毛して効果が出ている人は、家庭用脱毛器でも同程度の効果は出せると考えてよいです。

逆にサロン脱毛で効果が得られずに医療脱毛に乗り替えたような方であれば家庭用脱毛器でも満足できる効果は得られない可能性は高いです。

家庭用脱毛器はサロン脱毛とメカニズム自体は一緒なので基本的に大きな違いはありません。

パワーはもちろん業務用の脱毛機器よりも家庭用脱毛器の方が劣りますが、サロンでも痛みや火傷リスクを考えて低出力での照射しか行えない(法律により永久脱毛できるほどのパワーでは照射できない)ので、家庭用脱毛器のMAXレベルでの照射と比べて大きな差はないです。

私の体験上、90%以上の毛は生えなくなる

私は2014年に家庭用の脱毛器を買って利用していますが、6年前経った2023年現在でも数える程度しか生えてきません。

脱毛した毛の90%以上は最初の半年間くらいで減りました。

脱毛1回あたりの効果はエステよりも弱いですが、脱毛器1台で年間数十回以上は全身脱毛できるので何十回も脱毛しているとさすがに殆どの毛は生えてこなくなります。

サロンで12回程度しか脱毛しないよりは家庭用脱毛器で30回脱毛する方が効果はあるというのが実感です。

家庭用脱毛器なら1年に20回以上脱毛できる

家庭用脱毛器の脱毛間隔は機械にもよりますが、最初は1~2週おきのペース、毛が減ってきたら月1回くらいのペースで脱毛できます。

サロンであれば1年間で6~8回程度通えれば多いくらいですが、家庭用脱毛器なら1年間に20回以上は照射できます。

サロン脱毛では18~24回程度が自己処理が大幅に減らせられる目安とされていますが、家庭用脱毛器では20~30回程度も照射すると殆ど無駄毛の悩みはなくなるでしょう。

家庭用脱毛器の方が費用対効果は圧倒的によい

例えば「脱毛器ケノン」は、最大レベルの照射で50万発(スーパープレミアムカートジッジの場合)照射することができます。

全身を脱毛するのに約1000発くらい必要なので、全身脱毛が500回できる計算になります。家族でシェアして使ってもほぼ全員分の全身脱毛がし放題といってよいでしょう。

脱毛サロンで全身脱毛18回の相場は38万円くらいなので、全身1回あたり2万円くらいですが、家庭用脱毛器であればケノンの場合69,800円(税込)で全身脱毛が500回もできるので全身1回あたり約140円とコスパ的には自宅で脱毛したほうが圧倒的に安いということはいえます。

男性の濃いヒゲに対する効果は微妙

家庭用脱毛器は出力レベルが業務用脱毛機と比べると弱いのは確かです。

そのため、男性のヒゲなどの毛根が深い毛は抜けにくいです。

男性の方がヒゲ脱毛だけを目的に買うのであればオススメしません。男性のヒゲ脱毛の場合はそんなに切羽詰まっているわけではないでしょうから、コロナが終息した後で医療脱毛するほうが確実です。

女性の場合はVラインの毛は毛根が深めなので人によってはあまり効果がでない可能性はあります。

それでも脚の毛やワキ毛に対してはかなり高い確率で効果が出ますので全く使いものにならないということはありません。

家庭用脱毛器で残念ながら効果が得られなかった部位だけ後でコロナが終息した後に医療脱毛で脱毛するというのが今現在の状況であればベターでしょう。

危険性はない?家庭用脱毛器の安全性

毛が抜ける程度のパワーはあるわけですから、正しく取り扱わないと火傷などのリスクはあります。

考えられる危険性としては以下があります。

火傷(やけど)の危険性

フラッシュ脱毛器はメラニン色素に反応する光を当てることにより、光エネルギーが熱エネルギーに変換して毛にダメージを与えて脱毛する方式です。

そのため、事前準備やアフターケアーを行わないと火傷や毛嚢炎などの危険性があります。

火傷を防ぐためには以下のことに気を付けましょう。

火傷を防ぐためにするべきこと

  • 脱毛する部位の毛は1mm以下まで剃毛した状態で使用すること
  • 事前に化粧水で保湿を行い、お肌が乾燥した状態で使用しないこと
  • 光を照射する直前に保冷剤などで十分冷やすこと
  • ホクロやシミへの照射を避けるように白いマスキングテープ等を貼っておくこと
  • 脱毛後は保冷剤等で冷やしたうえで保湿を行うこと

もし火傷してしまったら

十分に対策をしていても毛穴が赤くポツポツと軽い火傷状態になることはあります。

その場合には冷水等で冷やし、ドラッグストアで売っているステロイド系外用薬を塗っておくことで一晩~2日程度で赤みは引きます。

家庭用脱毛器で脱毛される方は「オイラックスPZリペアクリーム」などのステロイド系外用薬をひとつ常備しておくとよいでしょう。

目を痛める危険性

家庭用脱毛器で顔の脱毛をするのは十分気を付ける必要があります。

重要なことは「目の周りには使用しない」ということです。

サングラスなどを使用していても、隙間から光が入ります。 家庭用脱毛器での顔の脱毛は鼻よりも下の部位だけにしておきましょう。

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