新宿と銀座に医院がある「アイエスクリニック」。

SNSを見ていても、よく安いと評判です。
「安いのには何か裏があるんだろうなぁ🤔」、と思ったので調査してきました！！

調査した結果、結論としては、「安いプランには安いなりの理由があります」。裏というかデメリットですね。

でも人によっては本当に安く済むので合う人にはアイエスクリニックはとてもオススメ！

特にISクリニックが向いているのは毛が細い方ですね。産毛を脱毛したい方や、先にエステ脱毛で毛量が減っていて細い毛が残っているのを何とかしたいという場合など。そういう場合にはアイエスクリニックはおすすめです。

それではアイエスクリニックの脱毛料金と使っている機械（医療用脱毛機器）、キャンセル料や診察料などについて詳しく説明しますので参考にしてみてください。

「オールマシンプラン」と「メディオスタープラン」で価格が違う

アイエスクリニックには「メディオスターNeXT PRO」という蓄熱式脱毛機と、「G-Max Pro（ジェントルマックスプロ）」という単発式アレキサンドライトレーザー脱毛機の2種類の機械があります。

脱毛料金はメディオスターとジェントルマックスを自由に選択できる「オールマシンプラン」と、メディオスターNeXT PROだけを使う「メディオスタープラン」に分かれており、メディオスタープランの方が安く設定されています。

メディオスタープランの料金

使える脱毛機が「メディオスターNeXT PRO」オンリーとなるメディオスタープランの料金は以下となります。

オールマシンプランの料金

オールマシンプランは「ジェントルマックスプロ」と「メディオスターNeXT PRO」を使い分けることができるプランです。どう使い分けるのが有効なのかについては後の方で書きます。

アイエスクリニックが安いのはメディオスタープランだけ

ツイッターやインスタなどのSNSで「アイエスクリニックはエステ並に安い！」という書き込みを見かけましたが、アイエスクリニックで安いのは「メディオスタープラン」の方だけです。

オールマシンプランも5回で232,000円と医療脱毛の相場（25～30万円)と比べると安いですが、この価格帯ですとレジーナクリニック（5回 207,900円）とかの方が安いです。

「そもそも、メディオスターNeXT PROだけを使うプランと、ジェントルマックスプロも使えるオールマシンプランとで何がどのくらい違うのか？」

次はこの脱毛機、「メディオスターNeXT PRO」と「ジェントルマックスプロ」の違いについて説明いたします。

医療脱毛は「どの脱毛機を使用するか？」がとても大事です。

エステ脱毛の場合はサロン毎で脱毛効果の違いは大きくは違わないのですが、医療脱毛は脱毛機の種類によって大きく特性や効果など違うため、自分に合った方式でないと期待したような効果が出ない場合があります。

医療用脱毛機器には主に以下の4種類の機械があります。

4種類ある医療用レーザーの特徴

アイエスクリニックでは単発式アレキサンドライトレーザーと単発式ヤグレーザーの両方が使える「ジェントルマックスプロ」と、蓄熱式ダイオードレーザーの「メディオスターNeXT PRO」が使えます。

4種類のレーザーのうち3種類カバーしているということになりますが、 メディオスタープランでは蓄熱式ダイオードレーザーの特性のみで脱毛するということになります。

メディオスターNeXT PROの特徴

蓄熱式レーザー以外の方式では強いレーザーで毛根を200℃オーバーで焼き切って毛根の機能を停止させて脱毛します。

メディオスターNeXT PROは蓄熱式脱毛といって、毛根よりも浅い位置にある「バルジ領域」という毛根に発毛せよ！と指示を出す組織にダメージを与えて脱毛する方式です。

毛根を焼ききる必要がないので、他の単発式レーザーと比べてかなり弱いレーザーを複数回当ててバルジ領域に蓄熱させます。このときの熱は60～70℃程度。

レーザーが弱いため、痛みが非常に少ないのがメディオスターの最大のメリットです。

但し、痛みが少ないといっても60℃以上で蓄熱させる必要があるので、熱さは感じます。

人によっては単発式レーザーの刺すような一瞬の痛みよりも、メディオスターの独特の熱さの方が苦手という方もいます。

レーザー脱毛全般に言えることですが、メラニン色素に反応させてターゲットに熱反応を起こさせるという原理はどの脱毛機でも一緒です。

アレキンドライトレーザーや、単発式ダイオードレーザー、ヤグレーザーなどは毛穴の深い位置にある毛根（毛乳頭・毛母細胞）をターゲットとしているため、色素の薄い産毛や細い毛にかなりのレベルのレーザー光を当てても深い毛根まで熱が届かないケースが多く、薄い毛は脱毛するのが難しいのです。

メディオスターもメラニン色素に反応するレーザーを当てるのは一緒ですが、ターゲットが毛根（毛乳頭・毛母細胞）ではなく、もっと肌の表面に近いところに存在している「バルジ領域」です。

しかも毛根をターゲットとしたときのように200℃以上という大きな熱は必要とせず、バルジ領域にという組織に60～70℃くらいの熱を蓄熱できればよいという理論なので、メラニン色素が薄い産毛でもターゲットとなるバルジ領域であればダメージを与えやすいのです。

このような理由により、理論上メディオスターの方がジェントルマックス等の毛根をターゲットとする脱毛機にくらべて産毛に対して効果を出しやすいというわけです。

メディオスターはこのように産毛に効果を出しやすいため、脱毛回数を何回か経て毛が薄くなってきたタイミングが最も利用に適したタイミングです。

アイエスクリニックの「オールマシンプラン」の場合も、最初の3回～5回くらいは太い毛に効果的なジェントルマックスプロで脱毛して、毛が全体的に薄くなってきたらメディオスターNeXT PROに切り替えていくというのが有効な方法です。

「メディオスターNeXT PRO」は前述のように、ターゲットが毛根ではなく「バルジ領域」という発毛の指令を出す組織を破壊する脱毛機です。

毛根をターゲットにした脱毛方式の場合、レーザーを当てて即日～3日くらいで毛をつまんで引っ張るとポロっと抜ける「ポップアップ現象」と呼ばれる現象がおきて割とすぐに毛の無い綺麗な状態になります。

メディオスターのようにバルジ領域に蓄熱して脱毛する方式の場合、このポップアップ現象がおきません。

蓄熱式脱毛は毛根に対しては十分なダメージは与えられないので、レーザーを照射した直後はすぐには毛が毛根から抜け落ちないのです。

アイエスクリニックのメディオスタープランで契約した場合、レーザーを照射して1ヶ月前後くらいを経てようやく毛が抜け落ちるので脱毛直後は「メディオスター全然効果ないのでは？」と不安になることもあるかと思います。

ですが、バルジ領域にダメージをきちんと与えられていれば、一旦抜け落ちた毛は生えてこなくなるので、時間が掛かるだけで効果はあります。

アイエスクリニックだけでなく、メディオスターNeXT PROを導入している医療脱毛クリニックは最近増えてきていますが、多くのケースでメディオスターのみを使うプランはアイエスクリニックと同様に料金を安く設定しているクリニックが多いです。

なぜメディオスターを使うプランの料金が安いかというと、ひとつが蓄熱式脱毛という方法論自体が最近登場したばかりの理論なので、永久脱毛の効果が十分あるかどうかまだよく分かっていないという点があります。

もちろん理論上はバルジ領域を破壊できれば、発毛の指令が毛根に届かなくなるので二度と生えて来なくなると考えられます。

ただ、バルジ領域がどこからどこまでなのかという点、どのくらいの波長のレーザーを当てればバルジ領域を確実に破壊できるのか？ というのが現段階では完璧には解明されていないため、ちゃんとバルジ領域をメディオスターで破壊できているか十分な確証は得られていない段階なのです。

また、永久脱毛の効果があるかどうかは10年以上の症例がないとはっきりとした証明はできないため、理論上は蓄熱式脱毛で永久脱毛できるがメディオスターという脱毛機で本当に永久脱毛効果が持続するかは現状では十分な証明はできない段階にあります。

バルジ領域が発毛に関わっていることが分かったのがごく最近なので、この辺は時間が解決する問題ですが当面は十分な効果があるかどうかは分からないという点については知っておくべきでしょう。

G-Max PRO(ジェントルマックスプロ)の特徴

アイエスクリニックでオールマシンプランで契約すると使えるのが「G-Max PRO (ジェントルマックスプロ)」です。

ジェントルマックスプロは、メインとなるレーザーの種類は「アレキサンドライトレーザー」です。このアレキサンドライトレーザーはレーザー脱毛の歴史としては古くからあり、十分な効果があることが分かっています。

特に、ワキや脚、VIOなどの太い毛に対してはかなりの効果があり、5回でかなり毛量が減り、8回も脱毛すればワキや脚であれば殆ど生えてこなくなるくらいの効果があります。

エステではなく医療機関で脱毛するという場合、確実な効果を求めている方が多いかと思います。

効果を重視する場合は、断然メディオスターよりもジェントルマックスの方が確実です。

「硬毛化」という現象をご存じでしょうか？

医療脱毛において最もよくあるトラブルがこの硬毛化です。

脱毛する前よりも、むしろ毛が太くなっていまうことが稀にあり、硬毛化といいます。

ちなみにアレキサンドライトレーザー脱毛機が最も硬毛化を引き起こす確率が高く、ジェントルレーズの資料によれば7％ほどの確率で硬毛化がおきるそうです。

7％って結構高い確率です。。。

ジェントルマックスプロもアレキサンドライトレーザーなので硬毛化する可能性はあります。

但し、ジェントルマックスプロには「YAGレーザー」という波長の異なるレーザーも対応しており、アレキサンドライトレーザーで硬毛化した毛をYAGレーザーで解消することが可能です。

古いジェントルレーズなどの機械ですと、硬毛化した場合、別の脱毛機があるクリニックに乗り換えないとなかなか解消できずやっかいな現象でした。

アイエスクリニックの場合は、仮に硬毛化が起きても、ジェントルマックスプロのYAGレーザーで脱毛したり、メディオスターに切り替えることで硬毛化した毛をきちんと脱毛できる可能性が高いです。